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青年部主催イベント 似島ハイキング「天気晴朗ナレドモ、…」

似島ハイキング

 「登山なんてだれが好き好んでやるんだ!」という思想の持ち主である私が、青年部のハイキングに初参加したのは、幹事で同級生の佐藤氏(32回生)より、「離婚相談にのってくれる弁護士も来るから…」という家庭円満な(浪は多少高め?)私にとっては縁起でもない説得にのせられたから…、ではなく登山のあとの大浴場+小宴会に惹かれて。今回の行き先は広島湾に浮かぶ似島。五十路を手前にして、登山なるものにチャレンジするなら、「今でしょ!」というつもりで参加してきました。

 まずは、9時に広島港宇品旅客ターミナルに集合。東広島に住む私は、高速バスと広電を乗り継いで行くために6時起きで7時前に家をでる。で、着いたのが8時半前。何名か登山風の格好をした知らないおじさん・おばさんたちもいて、「この方たち、もしかすると先輩?」とビクビクしながら、ターミナル内のパン屋でコーヒーを飲みながら時間を潰す。
 適当に時間を潰したあと、チケット売り場近辺に行くと、佐藤氏と事務局長の姿が…。簡単に挨拶すると、事務局長(藤本氏:29回生)からは、「清水くん、今回のハイキング、報告原稿お願いね。明日までだけど…」とのこと。「そんな話聞いてない!」「そもそも大学の先生はつまんない文章を書く事には慣れてるけれど、人様を楽しませる文章は無理!」という心の叫びは、事務局長の笑顔と同級生幹事の「君が書かなきゃ、俺が…」というすがるような目の前に吹き飛ばされた。

 ということで、「何か報告に書くネタはないか?」という妙なプレッシャーを覚えつつ、広島港を出発。20分後似島学園桟橋に到着。下船後、幹事の佐藤氏を先頭にしていよいよハイキング開始。はじめは安芸小富士への登山。似島学園のグラウンドに足を踏み入れながら、私と事務局長は「学校のグラウンドに入ってもええんかね」といいながらも、先頭の佐藤氏はどんどん前のグループのあとをついて行っている。「まあ、前のグループも行ってるから、この方向でいいんだろう」と思っていた。左手にある丘の中腹にある慰霊のための石像をながめつつ、我々は前のグループに引かれて、畑や建物の間を縫うように進んでいく。なぜなら、幹事の佐藤氏を信じて…。
 しかし、無情にも私たちの前のグループは、「女子入口」と書かれた戸から建物の中に入っていくではないか!そう、我々の前のグループは登山グループではなく、似島学園の生徒だったのだ。あわてて、日本海海戦時の東郷ターンの如く大きく右旋回で引き返す。来る途中で見た石像を通り過ぎるのではなく、石像に向かって進まなければならなかったのだ。幹事の佐藤氏は私に書くネタを提供するために敢えて間違えたと好意的に解釈している。

 なんとか正規の登山ルートに乗っかったものの、傾斜が結構きつい。片足の底をもう一方の足の膝まで上げなければ登れないくらいきつい。年取って膝が悪くなると、絶対に無理だと思う。でも、足がすべらないような場所をさがして、しっかりと足を踏み込んで歩く感じは、小学校時代「探検」と称して、学校の帰りに近くの山道に入っていった感覚を思い起こさせる。街中の学校に通ってた人にはわからない感覚かもしれないが、自分が通ってた小学校は通常の通学路こそ国道沿いだったが、ちょっと寄り道をすると、すぐ山にぶつかるので、結構この「探検」と称する寄り道は好きな遊びの一つだった。
 そして、ふと脇道に目を向けると、ワラビやゼンマイ。17回生の和泉さんや22回生の松岡さんたちはそれらを摘んでた。私も摘んで持って帰ろうかと思ったが、私のツンデレ妻は「料理の仕方がわからん」といって捨ててしまいそうなので私は摘まず、代わりに少年時代にやったように、イタドリをとって、その皮をむいて食べながら、山道を登っていった。かれこれ登頂時間が30分くらいで安芸小富士の山頂にたどり着く。

 一息つきながら、幹事の佐藤氏が水筒から注いでくれた適度な甘さのコーヒーをすすりながら、山頂からの眺めをしばし楽しむ。前日が雨だったせいか、空気が非常に澄んでいて、広島市内はもとより、東は呉、絵下山、野呂山、西は宮島や大竹までかすむことなく、くっきりと見えた。南は四国石鎚山まで見えていた。また、近くを行き来する貨物船などもおもちゃのようで非常におもしろい(月並みな表現だが…)。羽田に到着する飛行機から見る窓越しの風景じゃなくて、直接高いところから見る海もいい。ここで記念撮影をした後、次の目的地の下高山へ。
 当初の予定では、一旦海岸沿いまで降りたあと別の登山口から下高山山頂を目指すはずだったが、結局尾根伝いに移動することとなる。それでも、何度も上り下りを繰り返し、しんどい思いをしながらあきらめず行軍を続ける。ただし、事務局長はなんどもいつ離脱してやろうかと画策していたらしい。しかしながら、周囲の容赦ない男どもは、その意図を見抜くかの如く前後を挟みうちして、逃げ出すスキを与えなかった。しかし、私も何度も繰り返される上り下りには少々閉口した頃、やっと最後の山頂が見え、なんとか12時30分位には山頂に到着した。ここでは、安芸小富士のような障害物はなく、本当に360°パノラマを堪能できた。我々と別のグループは山頂でお茶とおにぎりでくつろいでいたが、我々はこのあとのスケジュール(展望浴場+小宴会)があったのと、登山は都合により断念せざるを得なかった副会長の後藤氏が待っているとのことで、下山を急いだ。

 行きとは全く別のルートだが、これもかなり傾斜が急なルートをとり下山。なんとか民家のあるところまでたどり着く。ふと見ると「ねこに注意」の看板を発見。「ネコの何に注意するんだ!」とフェイスブックでつぶやきながら、延々と民家沿い、そして海岸沿いを歩く。山道から出てホッとしたところだったのだが、この平地部分の歩きがきつい。目的地の「マリンペンションにのしま」まで、15~20分くらい歩いたと思う(山登りしたあとのこの歩行軍はきつかった)。夏だったら熱中症で死んでたと思う。

 やっとの思いでペンションに着くと、まずは汗を流し、疲れを取るために展望浴場へ。疲れた体とハリのある足の筋肉に熱い湯が心地いい。展望浴場なので窓から眺める海や島の風景にも癒される。ほどよい疲れもあってそのまま湯船の中で眠ってしまいたいくらい…zzz。まどろみそうになる自分を現実に引き戻したのは、そのあとに控えている宴会でほかの人が待っているっていう思いだった。あわてて、体を拭いて宴会場へと急ぐ。自分は最後から二番目だった。
 宴会場のテーブルには、メバルの煮付け、タイ(尾頭つき)の刺身、サザエなどの貝類の刺身など、海の幸、海の幸、海の幸。宴会から後藤さん(20回生)が合流され、上野さん(22回生)の音頭で乾杯のあと、回生の枠を乗り越えて、みんなで打ち解けながら歓談。意外に三原出身者が多いこと(和泉さん、上野さん)、桑田くんが一時期ソフト部に所属してたので私の部活の後輩であること。実は似島ハイキングは2回目で、ただその時には残念ながら雨で結局山には登れず、麓でコーヒーを飲んで帰ったことなど、いろいろと面白い話や情報が聞けてよかった。そしてなにより、適度な運動+温泉+おいしいお酒と食事のセットがほかでは味わうことのできない至福のひとときをもたらしてくれたこと。これでとりあえず私の当初の疑問は解消されたと思う。幹事さん、ありがとう。

 〜一緒に山登りをしていただいた方々〜
和泉さん(17回生)、後藤さん(20回生)、上野さん(22回生)、松岡さん(22回生)、藤本さん(29回生)、北村さん(29回生)、佐藤さん(32回生)、清水(32回生)、桑田さん(37回生)、廣田さん(43回生)

(32回生 清水 欽也)
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