日浦山登山
「チョコレートとお茶は入れたよ」という私に対して「遭難する気、十分じゃね」と娘の冷たい声。いやいや油断はなりません。前回のオリーブ会登山ではクロックスのサンダルで参加という暴挙を成し遂げた私は、皆のアドバイスに従って『登山靴』『ステッキ』を購入しました。
万全の態勢で臨んだ日浦山。あいにくの曇り空に時折ぼつぼつと落ちる雨の中、予定通り11月17日9時半に海田市駅に集合、命がけの覚悟の私とは裏腹に皆さんリラックスして楽しくスタートしました。山登りの達人にとってはさほど難しいコースではないようです。
事前にちょっとだけトレーニングしたのが功を奏して楽に足が運びました。だいぶ疲れたな、と思ったころに、「もう大分来ましたよ!」という嬉しい言葉が。よし、もうすぐだ、とさらに張り切って…進めど進めど一向に頂上は見えない…。しばらく行くとまた「大分来ましたよ」との声が。この時点でようやく半分だと知って愕然としました。「大分」ではなく「5割」と言ってほしかった。理系の私にはあいまいな言葉は向いていないんだ、と認識しました。
しかし、努力は報われる。いつの間にか頂上へ。幸せな気持ちでコーヒーとチョコレートで一服したら、天候も心配なので早々に下山。(チョコレートを食べてしまった。下山中に遭難したらどうするんだろう??)。
シャバに戻ったら、今度は温泉と宴会が待っている~。私にはやはりこっちが向いています。広くきれいなお風呂で気持ちよく体を温めたら、さらに懇親会で慰労。「宴会付きじゃないと登らない!」とわがままを言う私に皆さん付き合ってくださってありがとうございます。次回も期待しています。
広島オリーブ会事務局を引き受けなかったら絶対に山登りなんて参加しなかったと思います。横着者の私がどうしてこんな羽目に!?。毎回後悔するのにまた登ってしまうのはなぜ?懇親会に勝る山の魅力があるに違いない。この答えが出るまでは頑張って続けてみようと思います。…答えが見つかったら更に続けるかも知れませんが。
登山なんて、と思っているあなた、私の連れにぴったりです。ぜひご一緒しましょう。
(29回生 藤本 真弓)