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秋の登山「馬木~呉娑々宇山に至るルートの考察」

呉娑々宇山

はじめに
 呉娑々宇山といえば一昔前に水分峡から歩いて登った覚えがあるが、近年は林道が開通したので専ら甲越峠または水分峡から呉娑々宇山を越えて森林公園まで続く舗装道路を自転車で走っている。このたび広島オリーブ会青年部の登山で計画された馬木の「登石」バス停からのルートはこれまで歩いたことがないので、どんな道なのかとても楽しみだった。予習の段階では佐藤隊長が考えているルートがどこかは確定できなかった。当日、実際に歩いて確認することとした。
①順調なスタート
 佐藤隊長が先導。開始早々に不可解な遠回り道を選択したものの、その後は森林公園に続く車道を進み、大谷口コースの登山口から山道に入った。後から思えば、この時点で登山口にあった案内板をよく見ておくべきだった。「大谷の石切場跡」で休憩した。
②登山道が消失
 石切場跡から出発して程なく、先頭を進む佐藤隊長の足が止まった。道がなくなり難儀をしているようだ。後方を行く者から、進行方向左手の谷に順路を示す赤いリボンが見えるとの報告があり、全員そちらに方向を変えることにした。ところが、一転して最後尾となった佐藤隊長がなかなか来ない。みんなが心配していると、脚を引きずりながらやってきた。詳しいことは分からないが難しい体勢から足を曲げた時に腱を痛めたようだ。その後も沢に沿う上り坂が続くが、どこが道なのか良く分からない。足場も悪く油断すると滑り落ちそうな箇所がいくつもある。佐藤隊長に代わって先頭に立った浅野副隊長は、唯一の女性メンバーである藤井さんの手を引き、腰を支え、懸命の支援をしていた。悪路で難儀をしたのは10分程だっただろうか、我々は突然整備された登山道に合流した。我々が通ったルートは間違いではなかったようで、合流地点には「豊芝入口バス停方面」と書かれた木札もあった。ただしそれには「悪路」とも付記されていた。今回は藤本事務局長、大森元事務局長が欠席であったため、大騒ぎにはならなかったが、もし彼女たちが参加していたら、「ぎゃー」「もう歩けん」「助けてぇ」と大騒ぎになるところだったと思われる。このトラブルでは時間的なロスがあまりなかったのかもしれないが、牽引役の佐藤隊長が負傷したことはその後の行程における大きな痛手(温泉到着時刻の大幅な遅れ)となった。
③林道を逆行
 整備された登山道を進むとあと0.8㎞という標識があった。ところがそこからが長い。やっとのことで、山頂北側にある林道(舗装車道)に出た。私がいつも自動車で通っている道だ。林道の最高地点には頂上に向かう長い階段があるはずだ。我々は林道が上がる方に向いて左折した。ところが林道は直に下り坂となり、いくら歩いても階段が現れない。どうもおかしいと後方を振り返ると、頂上にあるはずの鉄塔の先端が見えているではないか。引き返すと階段は先に林道に合流した地点からわずか50mほど右手にあったのだった。
紅一点・藤井紘子さん(45回生)の感想
 「今日の登山は大変でした。かなり険しい道があり、ひたすら前に進んでいたような感じです。」

(事務局編集)
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