line decor
line decor
オリーブ会ロゴ 事務局:

電話:
FAX:
〒730-0533
広島市中区小網町2-1
082(297)0533
082(297)5210
line decor
  
line decor

「山中高女原爆死没者慰霊祭」への思い

勉強会01

勉強会02


 広島オリーブ会では、いろいろな行事を企画、実行していますが、その中でも「山中高女原爆死没者慰霊祭」は、広島ならではの重要な行事です。
 旧山中高等女学校(以下山中高女)の同窓会である橘香会(きっこうかい)は、会員の高齢化により、総会や慰霊祭の運営をする人の負担が大きくなったため、平成16年の第115回総会をもって全ての活動を停止しました。広島オリーブ会は、平成17年から広大付属福山高等学校(以下附属福山)と関わりのある、山中高女原爆死没者慰霊祭を、毎年、当番幹事学年を中心に運営してきました。
 原爆投下から70年目に当たる今年、広島オリーブ会と橘香会の関係、慰霊祭を広島オリーブ会が行う意義などについて、織田珖治前会長(10回生)が会報「オリーブひろしま」第21号(5月30日発行)に執筆されました。附属福山の生い立ちから始まり、橘香会との合同活動の経緯などが分かりやすく述べられており、大変貴重な資料といえます。
 一方で、勉強会も開催され、私が講師を務めました。
  と き 6月27日(土)13:00~15:30
  ところ MDXビル8階会議室(広島市中区大手町1-6-2)
 当日の参加者は27人。内訳は附属福山から学友会主任の三宅理子先生(35回生)、橘香会から3人、広島オリーブ会から23人です。理解を深めていただくために、資料として
  ①織田前会長の「オリーブ広島」に掲載された文章のコピー
  ②広島オリーブ会の歩み・橘香会との交流(野坂がまとめた資料)
  ③山中高女卒業生が、被爆時の全体像を復元するための活動状況を掲載した、中国新聞の記事(4枚)
を配布しました。
 また、橘香会から参加された末友智子さん(昭和20年卒業)、佐々木敏恵さん、西本英枝さん(いずれも22年卒業)の3人からも発言をいただきました。8月6日の惨状、犠牲者の消息確認のための作業など、80歳を過ぎた高齢の方のとつとつとした語り口には、胸打たれるものがありました。会員から「来年の総会でも話をしてもらったら」という意見も出るなど、有意義な会だったと思います。

(3回生 野坂 忠守)

2015年6月27日の勉強会より


 8月6日(木)、広島市中区国泰寺町1丁目の荒神堂境内で慰霊祭が行われ、93人が参列しました。平成17年から広島オリーブ会が運営を始めた慰霊祭は今回で11回目。8時15分に黙とう、全員が献花をして犠牲者の霊を慰めました。
 母校からは平賀博之副校長、学友会主任の三宅理子先生、学友会からは会長の小松原彩乃さん、総務委員長の三宅章太さん、広報委員長の渡辺慎太郎さんたちが出席。小松原彩乃さんは「先輩方の犠牲を繰り返さない」と追悼の辞を読みました。
 広島オリーブ会からは、これまで会長を務めた杉ノ原芳樹さん(1回生)、織田珖治さん、現会長の佐藤克則さん(17回生)、野坂をはじめ18人が出席、橘香会の山内幹子さん、宇野千枝子さんたちと交流しました。
 慰霊祭が終わった後、佐藤会長は会員を前に「私たちは未来永劫、慰霊祭を続けていく」と決意を述べました。織田前会長も「オリーブひろしま」の原稿の結びで「広島オリーブ会として、この原爆慰霊祭の灯を守っていって欲しいと心から願っています」と思いを後輩へ託されています。  広島オリーブ会の皆さん、被爆70年を迎え、心を新たにして、これからも荒神堂で開催される原爆慰霊祭に取り組んでいこうではありませんか。
〈8月6日に寄せて〉
●椅子並べ式典を待つ広島忌
●子や孫に語り聞かせて原爆忌
●鎮魂の灯篭流れ夜の更ける
●七十年前よみがえる夏日かな
●語り部の声の詰まるも広島忌
Copyright © 2010-2015 株式会社ガリバープロダクツ All rights reserved.