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美術鑑賞会印象記

~ランス美術館展~

2017美術鑑賞01

2016美術鑑賞02


 「藤本さん、『フ』が抜けとるよ」幹事会で皆さんにランス美術館展のご案内を配ったところ、先輩から指摘を受けた。そうか、「フ」をつけたらフランス美術館だ、と変に感心したが、実は「ランス市」にある美術館のことだった。そしてランス市はシャンパンの産地、シャンパーニュ地方の中核都市だとか。花より団子、シャンパンと聞いて俄然興味がつのり、楽しみにその日を迎えた。
 広島オリーブ会では毎年美術鑑賞会を行っている。この数年はひろしま美術館で、古谷学芸部長の解説を聴きながら鑑賞するのが定番だ。音声ガイドを聴けばとても勉強になり楽しめるが、それよりも生解説ははるかに興味深い。
 まずは、古典的絵画と近代的絵画との違いについて。王様の価値観に基づいてストーリーを絵にした古典絵画に対し、フランス革命以降の広く一般市民の多様な価値観に基づいた(だから、何でもあり、だそうです)近代絵画。技術に重きを置き、忠実な写実を基本とした古典絵画に対して、印象を大事にし想像力を膨らませた近代絵画。改まった記念写真に対して、日常を表現するスナップ写真、とも例えられていた。もちろんはっきりした線引きはできないようだが、そう言われて見直せば確かに違う。合点。伝えたいことはたくさんあるが、多すぎるので以下省略。
 一枚の絵に含まれる膨大な意味、メッセージ、それを理解し噛み締めながら観て回る。古谷学芸部長神様に見える。
 さらに音声ガイドと決定的に違うのは、裏話やこぼれ話が聴けることではなかろうか。印象派の絵画を一番美しく見せるための壁紙の色について、オルセー美術館が検討に検討を重ね、導かれた結論は「グレー」。数年前のオルセー美術館の改装工事では壁紙をグレーにしたとか。是非確認に行ってみたい、と気持ちが弾む。そして、有名なシャンパンブランドのポメリーがランス美術館に寄贈した多くの絵画は、解説の背面を赤くする、という決まりだとか。鑑賞には直接関係がないが、こんな情報は妙に記憶に残り、楽しさも倍増する。
 例年ひろしま美術館の入場券を工面して下さる16回生の高橋斎先輩にこの場を借りて御礼申し上げます。
 美術館にはあまり縁がない方々、次回は是非ご参加下さい。新しい世界が開けること間違いなしです。

(29回生 藤本 真弓・事務局長)
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