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新型コロナウイルス感染症から、身を守るために必要なこと

新型コロナウイルス感染症記事

 ワクチン接種は開始されましたが、新型コロナウイルス感染症は収束することなく拡大しています。自分が感染しないために、また他人を感染させないために必要な知識を、坂口剛正さん(27回生)にいただいたので、ご紹介します。(2021年5月6日現在)


 新型コロナウイルス感染症(COVID-19)は、ウイルスを包んだ飛沫(唾液などのしぶき)を浴びる「飛沫感染」が主です。感染者が爆発的に増えた理由として、潜伏期間のウイルス放出量が多いことが挙げられます。季節性インフルエンザでは潜伏期間中にもウイルスを少し放出しますが、放出のピークは発症後です。しかしCOVID-19では潜伏期間にもかなりのウイルスを排出していて、発症する頃にウイルス放出量のピークを迎えます。潜伏期間中は症状が出ないため、大量のウイルスを放出しながら普段通りの生活をした結果、感染者が増えたと考えられます。「自分は感染していないから大丈夫」ではなく、「自分も感染しているかもしれない」という気持ちで予防していきたいものです。
 予防の基本は、マスク・手洗い・3密回避です。「飛沫感染」を防ぐには、マスクを外して長時間お互いに会話をすることを避けます。3密とは、密集・密閉・密接のことですが、最後の“密接”には声を出すことも意味として含まれています。カラオケは感染が起こりやすい場面の一つです。
 手にウイルスをつけて口元にもってきて感染する「接触感染」を防ぐには手洗いを行います。COVID-19に限らず、手洗いは感染症対策の基本でもあります。水洗いである程度洗い流すことはできますが、ウイルスは石けんなどに含まれる界面活性剤に触れると、粒子が損傷して死んでしまいますので、より効果を高めるために石けんで手を洗いましょう。
 感染が起こる場所を調べると、家庭内・職場・飲食店・医療福祉施設の4箇所が浮かび上がってきます。このうち職場・飲食店では、マスクを外して会話をする場面で感染することが考えられます。職場で普段はマスクをしていても昼食などではマスクを外しますし、飲食店では近い距離でずっと話をすることで感染します。こうして感染して、家庭・医療福祉施設にウイルスを持ち込むケースが多いのです。実際に感染が起こりやすい場面が分かってきたので、そこに特に気をつければよいと思います。
 関西圏、首都圏を中心に第4波が懸念されていますが、感染再拡大の要因の一つが「変異株」(英国株、南アフリカ株、ブラジル株)です。特徴は、感染力が従来のウイルスより強くて感染を広げやすいということです。イギリスの発表では、「英国株」は1.7倍の感染力を持つとのことです。大阪府や兵庫県の新規感染者の大半は、変異株に感染しているようです。広島ではまだ新規感染者の20~30‌%ほどですが(すべて英国株です)、今後増えていくことが懸念されます。変異株に対しても、私たちができることは従来と同じです。マスク、手洗い、3密を避ける、さらに体調を整えて免疫力を上げておくということです。そうやって頑張りながら、ワクチン接種を待ちましょう。ワクチン接種が進めば、現在のイスラエルのように感染も終息に近づいていくものと期待します。

(27回生 坂口剛正)
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