2022年 山中高女慰霊祭
2022年8月6日(土)、広島市中区国泰寺町の荒神堂において、山中高等女学校の戦没者慰霊祭が行われました。
山中高等女学校は、広島大学附属福山中学・高等学校の前身の1つです。広島オリーブ会役員・有志、町内会の方々、広島大学附属福山中学・高等学校から清水校長先生などの先生方、学友会の会長、副会長、総務委員長が参列されました。
学友会長による献辞、全校生徒が折った折り鶴の献呈、参列者による献花などが行われ、8時15分に参列者全員で黙とうを行いました。山中高等女学校では、300人以上の生徒が原爆のために亡くなりました。十代という若さで命を失った人たち、そのご家族などのつらさ、苦しみは、想像することも難しいほどです。
時間が経つと、戦争の悲惨さを忘れていき、平和な環境で生きていけることを当たり前のように感じてしまうのかもしれません。ただ、多くの人が、戦争の悲惨さなどを記憶し、二度と繰り返さないとの意志を持ち続けてきたからこそ、現在の平和な生活があるはずです。そのことを忘れず、恵まれた環境で生きていけることに感謝しながら、毎日を大切に過ごしたいと感じました。
慰霊祭を今後も継続するためにも、皆さまの引き続きのご支援・ご参列をお願いいたします。
(43回生 廣田茂哲)