2024年 原爆死没者慰霊祭
山中高女の慰霊祭が営まれました。
母校前身の一つ、広島女子高等師範学校附属山中高等女学校の慰霊祭が2024年8月6日、広島市中区国泰寺町の荒神堂でありました。原爆投下から79年が経ち、被爆体験の継承が課題となる中、今年も福山附属中・高校から学友会役員3人が訪れました。後輩たちに平和を求める精神が脈々と受け継がれています。
式典には同会役員・有志、橘香会の方々、地元町内会の住民など約60人が参加しました。学友会会長の奥山竜太朗さんは献辞で、被爆者の追悼記を読んだ経験から「戦争の恐ろしさや悲惨さを感じるためにも被爆体験を語り継ぎ、戦争を拒絶する意志を育むことが欠かせない」と訴えました。全校生徒で折った千羽鶴を慰霊碑に捧げ、8時15分には市内でサイレンが鳴り響く中、参列者全員で黙祷し冥福を祈りました。
慰霊祭に福山附属の在校生が参列する伝統は、備後人には遠い存在になりがちな被爆者を身近に感じ、平和について真剣に考えるきっかけとなっています。私も38年前に学友会役員として参列し、影響を受けた一人です。学校側の理解を得ながら、今後も続けていただきたいと思っています。
翌日の中国新聞にも、写真入りで紹介されました
(36回生 藤井智康)